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韓国登山と交流


韓国人は登山が好きなようです。
そして、韓国が好きな日本人が韓国で登山をすると、やみつきになる人が多いようなのです。
このコーナーは、やみつきになった日本人の体験記。同じように“ハマった方”、
メールくださいね。

◆ 韓国登山の入り口は雪嶽山
  何故こんなに韓国の山が好きになったのか。それも最近は韓国人の友人たちと登ることもある。
日本の山を極めたわけでもないし、ましてや九州の山を登りきったわけでもない。
きっかけは1999年8月韓国でも5本の指に入る雪嶽山(そらくさん)に登ったことだ。
一度韓国の山にも登ってみようと言う、軽い気持ちで登ってみたが、それが病みつきになってしまった。
とにかく人が良い。見知らぬ人と気軽に声をかけ、一緒に食事をしたりするのは日本でも良く出会うことだが、なにかこちらが楽しくなるものがある。良い気を貰うと言ったほうがいいのかもしれない。
韓国人の山登りの楽しみ方は多彩だ。日本と同じように登山スタイルに身を包み、仲間同士で登る人、夫婦で登る人、単独行を楽しんでいる人、まったく日本と変わらない。最近日本では見かけることが少なくなった、若者のグループ。日本では見たことがない、恋人同士が手をつないで登る光景。グループ単位でのピクニック気分の小宴会。ここまではあるかなと思うが、つぎに山の上での大宴会、それも数家族が一緒にご馳走を抱え上げ、本当に宴会だ。ここまでくると、もう脱帽だ。韓国人の山の楽しみ方の多彩なことといったら並みではない。しかも、底抜けに楽しい。そういえば、以前九重の黒岩山で韓国人のグループが宴会をしているのに出会ったことがある。
韓国人と山に登るようになったのは、留学生との交流がきっかけだ。釜山から福岡へ短期語学留学に来ている留学生を慰労しようと食事会をした。メールアドレスを交換し、釜山に行った時一緒に食事し、ノレバン(カラオケボックス)で歌を歌いするうちに一緒に山に登ろうと言う約束ができた。

【雪嶽山】標高:1707.9m/江原道、草束






韓国でも有名な雪嶽山の渓谷

駆け登ってきたテニス部の学生、さすがにバテバテ

山頂にある石碑
◆ 火旺山登山
  昌寧(チャンニョン)という小さな町にある火旺山という山に登りたいと思ったのは、前の年に海印寺(ヘインサ)に行った帰りにこの町に寄った時、町の人に非常に親切にしてもらい、この町が好きになったこと。ある旅行記を読んでいるとこの山の紹介がしてあり、鄙びた良い山の印象を受けたことだ。
昌寧(チャンニョン)には古墳もあり、町自体も一見の価値がある。
釜山港に着くとバスに乗り換え、一路昌寧を目指した。
翌日、釜山の友人と落ち合い、漢龍山から火旺山までの縦走をはじめた。
漢龍山は岩山、火旺山は薄の原が広がるなだらかな山という、好対照の山だ。
日本から4人、韓国から2人、そんなに高くない山だけど道は結構急だ。
韓国の山に登る時は弁当にきんぱぷ(韓国の海苔巻き)かパンを持って行く。
漢龍山を登りきり、火旺山が遠くに見えたとき、こんな所まで来てしまったんだと思った。
どこも縦走路は楽しい。途中映画の舞台になったと言う古い民家の脇を通り、一路火旺山を目指す。
向こうから大きなビデオカメラとマイクを持った二人連れが来た。
いつものように「あんにょんはせよ」(こんにちは)と声をかける。
この一言で日本人とわかってしまう。本当に韓国語の発音は難しい。
いきなりカメラが回り、マイクが突きつけられ質問を受ける。
彼らはテレビのクルーだった。「何故、韓国の山に登るのですか」「韓国の山が好きだからです」「日本の山と韓国の山とどちらが好きですか」「もちろん韓国の山です」などと他愛もない受け答えをした。
やったー!ニュースに出るぞ。後で聞いてみたが誰も気が付かなかったそうだ。
火旺山の頂上の下は薄の原になっている。ここは城跡なので長い石垣に囲まれた薄の原だ。
そこで見たのは露店とピクニックと宴会だ。
我々の昼食は彼女のお母さんが作ってくれた「きんぱぷ」と自家製のキムチ。
パンを買って行っていたけど、そんなのはほったらかして舌鼓を打った。
韓国人はもてなしが好きだ。食べきれないほどの量と言うのが良いらしい。
この時も何人で食べる分を持って来たの?というくらいの「きんぱぷ」と「キムチ」だ。
釜山に帰って他の友人も交えて食事とノレバンで楽しく過ごすことができた。

【火旺山】標高:756m/昌寧郡昌寧




漢龍山からの絶景

火旺山の山城の石垣

昌寧の博物館
◆ 金井山の山歩き
  登山とは言えない、ほんの近くの山を散策に行った程度の山歩き。
釜山に着いて、夜いつものように食事をしながら、明日の行動を話していた時は、山登り組と市内観光組とに分かれていたが、朝どういうわけか全員釜山の友人達までが山に付いて来た。この日は寒い日だったが天気が良く、絶好の登山日和だった。
韓国の登山道はよく整備されている。トイレも途中に設定されており、このことが気軽に山に人を誘うのかもしれない。
バスで登山道入り口まで行き、山門をくぐると登山道だ。
ゆるやかな登りを過ぎると尾根道に入る。これから先は本当にゆったりとした散歩気分で歩くことができる。
季節ごとの花の写真と説明があり、その季節にはその花が咲くのだろう。
この山は城になっており、釜山防衛の要衝であったそうだ。いたるところに城壁と山門が見える。
北門まで歩き、そこからが本格的な金井山登山だが、今回はここで下ることにした。
この北門の広場にもたくさんの露店が出ており、日本と韓国の山の違いを感じる。
下山の途中に梵魚寺(ぽもさ)というお寺があるが、落ち着いた良い感じのお寺だ。
韓国のお寺は原色を使った日本とは違うお寺なんだけど、なぜこんなに落ち着くのだろう。
雨の日の夕暮れの海印寺(へいんさ)も良かったけど、この梵魚寺(ぽもさ)も良い。
日本のお寺では手を合わせるのだが、韓国では違う。
チベットあたりの五体投地と言うのを知っているだろうか。あの体を投げ出してうつぶせになって仏様を拝むという方法だが、あれに似た方法で拝む。これを「くんじょる」と言うのかな。などと思いながらも、異国のお寺とは思えないほど親しみを感じ、何時までもこのまま居たいという想いにかられる。

【金井山】標高:801.5m/釜山





金井山の山道

北門

梵魚寺





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