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冬の間、太宰府には梅の薫りが漂います。 なかでも、天満宮はそのメインスポットで、1月から3月にかけて梅見と学業祈願の人々で大賑わいです。この期間、とくに土曜、日曜、祝日にはお正月のような混みあいで、道路は一寸刻みの渋滞になるのが毎年のことです。 |
| ◆ 飛梅(とびうめ) |
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天満宮本殿の向って右前にあります。道真公を慕って京都から飛んできたと云い伝えられている梅の木です。ご神木になっています。 菅原道真公は、若い時から優れた見識と学才で重鎮の地位を重ねて来ましたが、57才の時、901年(昌泰4年)1月25日に、藤原時平の讒言で、右大臣から大宰権帥(長官代理)に左遷され、追い立てられるように邸を離れました。その時に、庭に咲く梅に、 「東風ふかば にほいおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」 と詠いかけて、京都を発ちました。ところがその梅が、道真公の後を慕って大宰府の配所(榎社)の庭に飛んできて、毎年花を開いたということです。道真公が亡くなった後この配所の梅は、公を葬った廟所(天満宮)に移しかえられたといわれています。 境内には約6,000本の梅の木がありますが、一番早く咲き始めるのがこの飛梅です。毎年、1月半ばには咲き始めます。薄紅がかった乳白の蕾が開花すると白に移ります。八重中輪の極早咲き、品種は「色玉垣」です。 いまある飛梅は樹齢約百年の古木です。何代目でしょうか。11代か12代の木といわれています。天満宮では代々この「飛梅」の種子からの実生苗を苗圃で育てていて、その若木を老木の側に植えて更新し、ご神木を途切れさせないようにしているというととです。 白梅の古木、この飛梅は、道真公のご墓所の側にあって、その馥郁とした薫りを毎年道真公に届けているのです。 天満宮のシンボルといってもよいでしょうね。 |
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| ◆ 梅見 |
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菅原道真公は梅の花を好み愛しました。 「梅の花 紅の色にも似たるかな 阿呼がほほに つけたくぞある」 これは学者の家に生まれた道真公が、5才のときに初めて作った和歌です。 この道真公をお慰めするかのように、1月末から3月初めまで、天満宮の境内はすがすがしい梅の薫りにあふれます。合せて197種類、約6,000本の梅の木が、楼門、回廊、本殿を囲んで、東神苑、北神苑、奥梅林をうずめています。紅梅、白梅、一重、八重、それに早咲きから遅咲きと、つぎつぎに清らかに咲き続けるのです。 見頃は2月の半ば、桜と違って長い花時です。この梅見がまた、天満宮お参りのピークの一つで、この時期に梅園は、花を愛でてそぞろ歩く人々で一杯になります。傍らの茶店に立ち寄って、梅を眺めながら梅が枝餅を楽しむのもいいものです。 これらの梅の木は全国から捧げられた献梅だということです。 飛梅に続いて梅の薫りが漂う天満宮の冬は、春を待つ「梅の神苑」と云えるでしょう。 そしてこの天満宮の梅林は、平成13年10月30日に環境庁が発表した『かおり風景100選』の一つに選ばれました。 詳しい梅の見どころは、こちら。 |
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| ◆ 学業祈願 |
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1月から3月は受験と進級のシーズンです。「学問の神さま」菅原道真公を祀る天満宮には、沢山の方々が合格祈願、学業祈願に見えます。また本殿後背の回廊には、願いごとを書いた絵馬がいっぱい奉納されています。 正式には、本殿に昇殿して祈願祭に参列し、ご神前で名前、住所を読み上げていただき、お札とお守りを授かります。お初穂料(料金とは云いません)は3,000円です。 また、昇殿参拝ができない方のために、天満宮では、お願いを受けた祈願用紙を本殿内陣にお納めして、祈願祭を執り行なっていますし、合格御守、学業御守などいろいろなお守りを、回廊で用意しています。 さらに全国どこからでも、郵便やFAXで祈願を申し込める仕組みになっています。 心身ともに健全で勉学に励み、学業が上達するよう、そして受験に合格するよう、天神さまのご神徳を願う方々が今日も続きます。そのお願いが、みんな叶えばいいですね。 学業祈願申込みの詳細は、こちら。 |
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