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甲子園・筑陽学園・太宰府

夏の甲子園、第85回全国高校野球選手権記念大会に、福岡県代表として太宰府市の筑陽学園高校が出場します。福岡県大会参加校135校、その頂点に立ちました。初出場です。

古都大宰府、学問の神さま天満宮のお膝元に、飛び抜けて明るい話題が降って湧きました。

◆ 筑陽学園高等学校
 
 太宰府市朱雀5丁目6の1。

 菅原道真公の配所、榎社のすぐ近く、神幸式大祭の折にお神輿(みこし)がお下り、お上りになる“どんかん道”沿いにあります。生徒さん達は毎日、榎社の前を通ります。
 校章は道真公ゆかりの“梅花”のデザインです。

 1965年(昭和40年)に、40数年の歴史をもつ筑陽女子高校と、創立8年目の太宰府高校を統合して発足しました。生徒数約1,500名、男女共学の私立高校です。また1991年(平成3年)には中学校を併設しています。

 普通科、普通科特別進学クラス、産業デザイン科の3科です。なかでも産業デザイン科は1962年(昭和37年)に設置され、多くの中堅デザイナーを輩出して、この学園の名を高めています。

 また、スポーツ系ではサッカー、陸上、女子テニス、文化系では放送、書道、吹奏楽の各部が、九州地区、また全国大会に勝れた実績を積み上げてきました。

 野球部は、スクールバスで20分ほどの夜須グランド(野球場)で鍛えています。

 県内や九州の大会ではよく4〜8強に名を連ねますが、今年の県大会はノーシードでした。
 それなのに、有力校がつぎつぎに姿を消すなかで、変化球の切れがいい主戦の奥平投手を中心に、全員が好機に素晴らしい活躍をして、一戦毎に力をつけて勝ち上がりました。

 決勝まで7戦のうち無得点に押さえたのが5試合、準々決勝、決勝の2試合は逆転勝ち。とくに決勝は、シード校の九州産業大学九州高校を相手にして、3回までの5点のビハインドを跳ね返し、二桁得点の13―8で勝っています。
 7戦のチーム打率0.316、総得点55、総失点10の戦績です。

 「スター選手は一人もいない。激しい練習を乗り越え、全員でつかんだ甲子園だ。福岡県代表として精いっぱいプレーをしたい」 これが江口祐司監督の言葉です。江口監督にとっては、今回が春夏合わせて6回目の甲子園で、西日本短大付属高校(福岡)のコーチ時代に3回、このうち1992年(平成4年)夏には全国制覇、また城北高校(熊本)監督時代に2回でています。40歳、元気盛りの監督です。

 8月4日(月)に、初戦の相手は東北高校(宮城)と決まりました。第4日目(10日)第2試合です。
 まず一勝を・・ 思う存分の健闘を祈ります。(03年8月5日)

 学園詳細はこちら


筑陽学園高校(左)“どんかん道”(中)テニスコートフエンス(右)

運動場フエンスの祝賀幕(裏手国道3号線沿い)

太宰府市役所前
◆ あとがき
 
 筑陽学園は、8月11日の第3試合で、東北高校に6−11で敗れ、初出場の初戦突破はできませんでした。

 ですが、初回7点の失点を2回2点、3回4点と、お家芸の猛追撃で1点差までに追い上げる素晴らしいねばりを見せてくれました。7回に流れを切られて4点を失い、それを跳ね返すことができませんでしたが、気迫のこもった、元気いっぱいの、思い残すことのない、いさぎよい若武者の闘いぶりでした。

 「目立った選手がいない筑陽学園の野球は、決して派手ではなかった。しかし、高校野球の魅力である“ひたむきさ”が大切なことを改めて教えてくれた」(8月13日朝日新聞福岡版)


応援お礼の垂れ幕





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