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天満宮だより(03年11月)

今年の秋は駆け足でやってきました。柿が枝もたわわに実をつけています。紅葉もいつもより早いようです。もうすぐ晩秋です。太宰府天満宮からの11月のたよりです。

◆ 大菊花展

11月1日(土)〜24日(月、振替休日)

 この時期に天満宮の境内にはさわやかな菊の薫りが漂います。福岡、佐賀、長崎、熊本などの愛好家“秋芳会”の方々が、一年間、精魂込めて育てた大輪、小輪、いろんな菊の力作2,000鉢余りが、本殿を始め、回廊、天神広場に展示されます。

 またこの期間中、2日(日)には“菊まつり俳句大会”が余香殿で、3日(月、祝)には“菊まつり短歌大会”が文華殿で、9日(日)には“菊まつり川柳大会”が余香殿で、それぞれの集まりの主宰で開かれます。

 なお、例年、この菊花展に併せて曲水の宴庭と文書館で行われている残菊の宴は、今年は文書館の改修工事のために中止になります。

 大菊花展、残菊の宴の詳細はこちら




◆ 七五三まつり

11月1日(土)〜30日(日) 午前8時頃から日没頃まで、随時

 11月一杯、本殿で祈願祭を執り行なっています。

 男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳になった年祝いのお祭りで、お子達の健やかな成長をお祈りします。本来は数え年のお祝いですが、最近は満年令で祝う方も多くなってきました。

 また11月15日(土)がこのお祭りの日で、午前10時から本殿で七五三祭が執り行なわれますが、この日にこだわらずにご都合のよい日にご参拝くださいと、天満宮では云っています。



◆ 奉献銘酒展

11月1日(土)〜9日(日) 毎日午前10時から午後4時まで

 神を祭る神事には、お酒はなくてはならないものです。お参りをする人々は神さまに供えられたご神酒をいただき、御威徳を賜っているのです。

 そこで天満宮では、福岡県酒造組合の協力で集めた福岡県内の銘酒の数々を御神前にお供えするとともに、天神広場の絵馬堂で、これらの銘酒を展示し、また試飲、即売する催しを開きます。


◆ 更衣祭

11月20日(木) 午後7時

 ご祭神道真公のお召し衣として捧げている夏の単衣の御衣を、冬の袷の御衣にお取り替えするお祭りです。本殿で行われます。「ころもかえのまつり」ともいわれています。

 御衣は夏の単衣、冬の袷、ともに真っ白な羽二重でつくられていて、潔斎した婦人が仕立てます。これが蔓(つる)で編んだ柳の行李(こうり)にたたみ込まれております。
 
 このお祭りでは、この白衣の行李が浄衣に身を包んだ神官の手から手へと渡されて、次第に内陣へと進みます。そして内陣前で西高辻信良宮司に手渡されます。宮司は道真公ご血縁の29代目の後裔で、ただ一人、内陣に参入して、道真公のご墓所の真上にある御霊代(みたましろ)に、真新しい御衣をおかけします。
 かがり火だけの浄闇のなかで行われる厳かなお祭りです。

 903年(延喜3年)道真公は、大宰府の配所(榎社)で慎ましく2年間を過された後に、濡れ衣が晴れないままに亡くなられました。その遺骸はお運びした牛車の牛がうずくまり止まったところに葬られ、その上に祠が建てられました。それが天満宮本殿と伝えられています。
 この更衣祭は、本殿内陣のご墓所で、道真公の御霊代(みたましろ)に直接触れるという最も重要な祭儀で、秋の神幸式大祭とともに由緒の深いお祭りなのです。

 また4月には、冬の袷を夏の単衣にお取り替えする春の更衣祭が行われます。


◆ 新嘗祭、大麻(お札)頒布式

11月23日(日、祝) 午前10時30分

 新嘗祭(にいなめのまつり)とは今年穫れた新穀を神さまにお供えして、収穫を感謝申しあげる祭りです。
 われわれの先人が稲作を始めて以来、全国の神社でこのお祭りが執り行なわれています。宮中では、天皇さま御自ら田植え、稲刈りをなさった新穀を神嘉殿にお供えして、食されるお祭りがあります。

 天満宮の新嘗祭は、斎田で育て収穫した新穀を、また氏子の方々が奉献された新穀を本殿にお供えして、天神地祇、八百万の神々に感謝するお祭りです。

 この新嘗祭の後で、新年から各家庭でお祀りする大麻(お札)の頒布式が続いて行われます。






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