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全国高校サッカー・準優勝・筑陽学園・太宰府

夏の甲子園に福岡県代表として出場して、明るい話題を贈ってくれた太宰府市の筑陽学園高校が、今度は、第82回全国高等学校サッカー選手権大会に駒を進めて、03年を締めくくってくれました。福岡県大会参加137校の頂点に立ったのです。

そして年明けて04年の年頭に、すばらしいお年玉を贈ってくれました。全国大会で準優勝。全国参加4,208校のナンバー2になったのです。

◆ 筑陽学園高校イレブン
 
 03年11月9日、福岡市博多の森球技場で、全国高等学校サッカー選手権福岡大会の決勝が行われました。対戦は筑陽学園高校(太宰府市)と柳川高校(柳川市)。

 息詰まる熱戦でした。筑陽学園が前半に1点を挙げて先行、後半は0−0のまま終わって、1−0で筑陽学園が優勝。福岡県代表として全国大会出場を決めました。
 初出場です。

 福岡県の高校サッカーには全国にも名が売れた強豪が揃っています。
 なかでも全国制覇の経歴をもつ東福岡高校は、全国大会準決勝、決勝の国立競技場に姿を見せる常連です。
 筑陽学園はその東福岡高校を準決勝で1対0で抑えて波に乗りました。

 いままでも、筑陽学園は福岡県高校サッカーの指折りできています。
 平成12年には国民体育大会福岡県代表に選手を送り、平成13年には九州高校サッカー新人大会で準優勝でした。今年はこの時の新人達が中核となって、栄冠を勝ち取ったのです。
 守りの堅い、強靭なすばらしいチームです。部員総勢79名。

 全国大会は平成15年12月30日(火)に開会式、開幕戦で始まり、平成16年1月7日(水)準決勝、12日(月、祝)決勝で終わります。

 筑陽学園は2回戦からの出場で、1月2日(金)に神奈川県代表の桐蔭学園と初陣を戦います。桐蔭学園は出場8回目の強豪ですが、吉浦監督は「初戦を突破して、日ごろ鍛えた力を存分に出したい」と語っています。

 筑陽学園イレブンは12月28日(日)に太宰府を発ちます。まず一勝を・・ 大暴れの健闘を祈ります。
  
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筑陽学園高校玄関脇

運動場フエンス祝賀垂れ幕(国道3号線沿い)

太宰府市役所前
◆ おめでとう! 全国大会準優勝!! 
 
 04年1月12日、成人の日、4万6千人、超満員の国立競技場。初出場の筑陽学園イレブンは強豪国見高校(長崎県)相手に、全国高校サッカー選手権決勝を戦いました。
 前半は自力に優る国見に1点先行されただけで持ち堪えたものの、後半は16分に追加点を許したあと流れを食い止めきれず、22分、24分、37分、40分とゴールされ、0−6で敗れました。

 世界ユース選手権で活躍したFW平山ら、超高校級の選手を擁し、国立競技場登場が20試合目、今度で6度目の優勝を飾った国見高校に対して臆することなく、点差が開いても果敢にゴールに迫る自分たちのスタイルは貫きました。身体を張った90分間の攻撃と防御でした。

 「こちらは挑戦者。自分たちがやってきたことが全部だせたらいい」と決勝前に語っていた吉浦茂和監督は、「国見がすべての面で一枚上だった。ただうちのいい所もだせた。選手が精神的に成長し、点を取られても点を取り返す力強さを感じた。胸を張って福岡に帰ります」と話しています。

 全国制覇はなりませんでしたが、見事な準優勝です。初出場で決勝進出は17年ぶりの快挙です。

 筑陽学園の快進撃は、年明け早々の1月2日の2回戦(横浜・三ツ沢球技場)から始まりました。昨年ベスト4のシード校、桐蔭学園(神奈川)を4−1で破り、初出場初戦の壁を突破しました。
 前半、開始早々7分、18分、20分、26分と、立て続けに4点を挙げました。34分に1点返されて前半は4−1。後半は反則退場で一人欠けましたが、持ち前のDF陣の踏ん張りで反撃を阻み0−0。

 「最初から思いきって当たっていけ」との吉浦監督の指示そのままに、立ち上がりから強い当たりで積極的に攻め込んで連続4得点し、「敵地」で桐蔭学園を沈めたのです。

 翌3日の3回戦は同球技場で丸岡高校(福井)と戦い、4−3で競り勝って8強入りを果たしました。
 序盤20分に先制されましたが38分に追いついて前半は1−1。後半6分に加点して2−1と逆転すると、27、29分と立て続けにゴールを割られて2−3と再逆転されます。それでも筑陽は36分に追いついて3−3。そして終了間際の39分に決勝点を奪ったのです。

 凄いシーソーゲーム。最後まであきらめない驚異の粘りが勝利を呼び込みました。「ここまできただけで十分。あとは無欲で闘う」吉浦監督の言葉です。

 翌々5日は準々決勝。柏の葉公園総合競技場(千葉・柏市)で、前々回準優勝の岐阜工業(岐阜)を相手に戦い、攻め全開で3−2。準決勝に駒をすすめました。
 前半開始早々、7分に先制されますが、すぐ立ち直って10分に追いつき1−1。さらに14分に勝ち越し点をあげますが、29分に追いつかれ、2−2で折り返します。そして後半17分に挙げた1点が決勝点となりました。取られたら取り返す。気迫あふれるサッカーで、4強に進出したのです。

 「選手よりも私の方が緊張した。一つ一つのプレーや切り替えが早くなった」と、吉浦監督は振り返っています。
 
 翌々7日、準決勝、晴れの舞台は国立競技場。
 相手は、3年連続20回目の出場、前々日5日に大会2連覇をめざす優勝候補の筆頭、市船橋高校(千葉)をPK戦で破って勢いに乗る鹿児島実業(鹿児島)でした。
 それまで接戦の連続で勝ちすすんできた筑陽学園は、その勢いをそのまま持続して、2−1で競り勝って決勝に進出したのです。

 息詰まる熱戦でした。前半36分にMF松原が蹴った右CKの矢のような球をMK片山が飛び込んで頭で合わせて先制。1−0で折り返した後半26分にゴールを許し同点。一進一退の攻防が続きます。そして終了間際の38分、約25mのFKをエースFW桑原がゴール左上ぎりぎりに決め、決勝点をもぎ取りました。

 筑陽学園を国立に導いた奔放な攻撃は鹿児島実業のしつこいマークで影を潜めましたが、セットプレー2つで振り切りました。前の晩、ビデオで相手の堅守をみて、“点を取るならこれしかない”と自分たちで話し合ったということです。その通になりました。

 「いつの間に成長したのか。ここまできたらという気持」と吉浦監督は語っています。
 
 応援席では新田光之助校長が「神がかり的な勝利だ。明日の始業式にはいい報告ができる」と喜び、地元太宰府市の佐藤善郎市長も「国立に連れてきてもらい、凄い試合まで見せてくれた。決勝は成人式で来られないが、太宰府で応援したい」と称えています。
 また、筑陽学園の通学路にある榎社(太宰府天満宮祭神菅原道真公の配所跡)掲示板には“祝 決勝進出”が大きく貼り出されました。

 筑陽学園の前評判は堅守。それが準決勝まで計13得点7失点。超攻撃的なチームに変身しました。選手の自由な発想で果敢に攻め込むスタイルが目を見張らせるサッカーでした。そして準優勝。
 選手一人一人に考えさせる吉浦監督の16年間の指導が一挙に、大きく花が開いたのです。

 いま太宰府市では、“筑陽がやったバイ… すごかネェ…”が挨拶代わりの言葉になっています。


榎社掲示板

筑陽学園校舎の祝賀幕

太宰府市役所玄関前





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