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天満宮だより(05年10月)

真夏のぶり返しがずいぶん永く続きましたが、お彼岸をすぎて10月に入れば、いよいよ天高いさわやかな“仲秋”です。天満宮からの10月のたよりです。

◆ 斎田抜穂祭(さいでんぬいぼさい)
刈り取りを待つ斎田(右後は観世音寺の森)
 10月8日(土) 午前10時30分
 
 観世音寺横の天満宮斎田で行われます。宮司、作長が石刃で稲穂(うるしね、もち米、赤米)を刈り採り、神前にお供えする神事です。

 5月1日の播種祭で種籾を播き、6月11日の御田植祭で苗を植えて、大事に育ててきました。

 この神事の後で、菅笠(すげかさ)にもんぺ姿の巫女や、氏子会、観世音寺区会、子供会など、約400名の方々のご奉仕で、稲が鎌で刈り採られます。

 ここで穫れたお米は最初に、稔りをすべての神々に感謝する11月23日の新嘗祭(にいなめのまつり)の折に本殿ご神前に供えられ、その後は度々の祭典のお供えのお役に立つということです。


◆ 九州国立博物館開館記念・夏川りみコンサート

 10月9日(日) 午後4時30分開場、午後5時30分開演

 10月15日の九州国立博物館開館を記念して、太宰府天満宮主催で開きます。
 会場は、絵馬堂横の天神広場。特設舞台ができます。
 
 はじめにピアノとボーカルの男女ユニット“ドルチェ”が前座をつとめて、その後で本番“夏川りみ”がたっぷり唄います。

 入場券は完売しており、にぎやかなコンサートです。

◆ 秋思祭(しゅうしさい)

 10月12日(水) 午後7時

 時は旧暦9月10日、場所は浄闇の大宰府政庁跡。

 正殿礎石が並ぶ前に設けられた斎場が、かがり火に浮かび上がり、菅原道真公のお気持を偲ぶ天満宮のお祭り“秋思祭”が繰り広げられます。

 宮司の祝詞奏上、続いて狩衣姿の巫女の神楽「悠久の舞」、竹の曲(たけのはやし)、琴の調べ、道真公が詠われた漢詩の吟詠の数々が奉納されます。

 900年(昌泰3年)太宰府に来られる前の年のことです。9月10日の観菊の歌会後宴で、右大臣近衛大将菅原道真公は醍醐天皇の勅題(ちょくだい)にお応えして、「秋思」を作詩献上しました。これは限りないご恩にお応えしたいという心情を詠った漢詩です。この詩に感動された天皇から御衣を賜ったのです。

 そして翌年の1月末、身に覚えのない讒言(ざんげん)によって大宰権帥に左遷されましたが、一年目の9月10日に配所(榎社)で詠じたのが、有名な漢詩「九月十日」です。

去年今夜侍清涼   去年の今夜清涼に侍す
秋思詩篇獨断腸   秋思の詩篇独り断腸
恩賜御衣今在此   恩賜の御衣今此に在り
捧持毎日拝余香   捧持(ほうじ)して毎日余香を拝す

 一年前の今夜を偲び、いまを見る断腸の思いのなかにも、国の平安と天皇の弥栄を祈る道真公の誠心がにじみ出ています。

 このお祭りでは吟詠の最初にこの詩が詠われます。また菅公の詩といえば必ず詠われるのが、この漢詩です。

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◆ 太宰府天満宮おもしろ市

 10月22日(土)〜10月23日(日)

 境内天神広場で繰り広げられる青空市場です。
 
 地元を中心に近県から、約100店が立ち並びます。骨董、古着、農産物、手作りの品など、珍品や掘り出し物が楽しみです。

 例えば

 板に憩うと書いて“ばんや”と呼ばせる渋好みのお店。“お客さんに喜んでもらうのが一番。なるべく面白いものを持ってくるようにしています”とのこと。

 インディアンジュエリー、なかでもシルバーのアクセサリーが溢れるように並んでいます。ひときわ目を引く個性的なお店です。

 自家製の野菜で作った漬物を売っています。種類も豊富で、試食もできます。

 鉄腕アトム、ウルトラマン、ブリキの電車などなど、懐かしいおもちゃがいっぱいのお店です。時間が止まったような思いが陳列棚から滲みだしてきます。

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◆ 菊搬入電車運行

 10月28日(金)

 天満宮では、恒例の菊花展が11月1日(火)〜11月20日(日)に開催されます。

 福岡をはじめ佐賀、長崎、熊本などの愛好家“秋芳会”の方々が育てた1,500鉢を超える力作が献花展示され、境内はさわやかな菊の薫りに溢れるのです。

 それに備えてこの日には、お客の代わりに菊の花鉢だけを乗せた西鉄臨時電車が、大牟田から太宰府まで走り、熊本や福岡県南部の出展菊を搬入します。






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