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旅といえば、そこには必ず地図がある、過去に旅した場所を見て楽しみ、これから行く土地に夢を描かせドラマを作る、地図は旅を2倍に楽しませてくれる。 最近は車での旅はカーナビが一般的になり、地図を見て事前にコースの検討しなくても言葉で指示し目的地へ案内する、便利とはいえ味気ない、旅をするというより 旅をさせられている気分だ。 これは苦労しながら地図と勘を頼りに、行き先を探し当てた感動もなく、何か大事なものが失われて行くような気さえする。 旅はやはり地図を頼りに乗り継ぎながら、自分の足で確かめ歩くこれが一番楽しい旅で、思い出深いものになると思う。 これは私の一人よがりかも知れないが、ここで先人が苦労して作り上げた、地図について学んでみよう。 |
| ◆ 九州の道の起点は常盤橋 |
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地図の中心は道(街道)であり、江戸時代には九州の各街道はすべて小倉の紫川に架かる常盤橋につながり、九州の「日本橋」となっていた、当時の橋は全長43m(現在の橋は85m)、そりも大きくギボシも11個ついた立派な橋であった。 この常盤橋の西詰めには長崎街道の起点杭があり往時を偲ばせる、多くの旅人がこの橋を渡ったが、中でも有名なのがドイツ人の医師シーボルトで、この橋を銅版画にして伝えている。 また、橋の東詰めには「伊能忠敬測量200年記念碑」がある、忠敬は、1809年〜1811年にかけて、この常盤橋を測量の出発点とし九州の地図作りを開始した。 |
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| ◆ 伊能忠敬とはどんな人 |
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現在は人工衛星から写した地球の像から精密な地図が作られる時代ですが、江戸時代に自分の足で歩いて測量した人が伊能忠敬であり、記念碑には次の碑文がある「測量家伊能忠敬は、50歳で商家の家業を長男に譲り第二の人生を志し、天文・暦学を学ぶ、以後17年の長きにわたり日本全国の測量を行い、わが国始めての実測による当時の世界最高水準の日本地図を完成させた。この間の歩み四千万歩、地球1周分の距離に及ぶ。九州には、忠敬64歳の時から前後二回に及ぶ困難な測量作業を行った。この小倉城下・常盤橋は九州伊能測量の始発点である。(一部省略)記念碑には当時の測量方法の陶板もあり興味深い。 この碑を観てから、私も単純というか、すぐブックセンターに行き童門冬二著の「伊能忠敬」を購入し一気読みしたが、本の表紙に「自分が本当にやりたいこと」の実現!人生に第一も第二もない、あるのは”生涯青春”という、ひたむきな生き方があるだけだ!この言葉に一発でコロリ、参った〜この本は是非とも定年後のおじさんに読んで欲しい一冊であり、自分を変えるきっかけになると思う。 |
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| ◆ 地図のすべてが学べる資料館 |
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常盤橋のすぐ近くのリバーウォーク北九州、その14階に地図の資料館がある。資料館は住宅地図では全国の95%以上のシェアーを持つゼンリンさんがオープンしたもので、その充実した地図資料は、子供から大人まで楽しめる資料館と言えます。 入館すると壮大な日本列島が床面に描かれていて圧倒される。これは伊能忠敬が17年をかけて、測量隊と実測し作製した「大日本沿海輿地全図」と言われ、200年も昔にこれだけ精度の高い地図を作り上げた事に感動する。 ここを訪れた人はこの床に広がる伊能図で皆さん自分の故郷や思い出の地を最初に探し、確かめる、と案内の大石さんは話してくれました。 また他の資料では、日本の国が世界で認知されていく様子が地図の変化でよく解る、最初は日本列島が不可解な形状から、年代を追って精度が向上し、現在の日本地図に収斂されていくプロセスが、なでか人の成長と同じように愛おしく感じた。 館内では子供に人気の、地図パズル、しゃべる地球儀、3Dデジタル地図で世界の旅、などもあり楽しめる、また館内から眼下に常盤橋、関門海峡も遠望でき素晴らしい。 一見地図は地味な分野と思いがちですが、おもしろ情報が満載で夢の広がるスポットといえます、一度足を運んで見て下さい。 (記 佐野) アクセスはJR小倉駅より徒歩10分、JR西小倉駅より徒歩5分、入館料100円> |
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