<コンシェルジェのトップへ


美しい日本の「あるきたくなるみち」応募コース紹介(1)

日本ウオーキング協会が日本全国から「歩きたくなるみち」500選候補を募集した。きっと誰もが「歩きたくなるみち」だと、北九州の宝物、いや、日本に誇れる関門海峡をテーマにしたコースを推薦応募したので紹介したい。今回は(1)として@とAとBについて紹介。
コース距離およそ10km、日本全国の皆さんも是非一度、歩いて体験して欲しい。自信をもってお勧めする感動の残るコースだと断言できる。一度に説明しきれないので、何回かシリーズでお届けしたい。
*ポイント1:大正ロマンの街・門司港レトロ。
*ポイント2:潮の流れ、行きかう船、関門橋などの関門海峡の景色。
*ポイント3:日本の歴史を変えた源平壇の浦の戦いのあった関門海峡は歴史の宝庫。
*ポイント4:海底散歩のできる国道人道トンネル
 など・・。
コース概要:@門司港駅ーAレトロな街並み散策ーB海峡の景色ウオッチングーC和布刈(めかり)公園ーD和布刈(めかり)公園展望台ーE海底人道トンネル(海底散歩)ーFみもすそ川公園(下関側)ーG赤間神宮ーH日清講和記念館ーI亀山八幡宮ーJカモンワーフーK旧英国領事館ーL唐戸桟橋ー(連絡船で関門海峡横断)ーM門司港桟橋ーN門司港駅

  周辺地図

◆ 終着駅は始発駅
  演歌のタイトルに終着駅は始発駅というのがあるが、終着駅という響きの中に、何かロマンが漂う。そう、門司港駅を一歩外にでると、目の前に海、関門海峡が立ちはだかる。海峡の向こう側は本州の下関である。九州の玄関口として栄えた門司港駅(旧門司駅)は今も鹿児島本線の始発駅であり、又、終着駅である。門司港は明治から大正期にかけて、国際貿易の拠点として栄えた港町であるが、駅を改めて正面から眺めてみると、駅そのものが門の形に見える。門司とは港の門をつかさどるという意味であり、九州の玄関にふさわしく起点駅を「門」にイメージして建設された。時計台を中心に左右バランスのとれた姿は今でも気品に溢れている。大正3年に建てられたが、当時の大正天皇も列車の待ち時間を休憩された貴賓室が2階に今も残る。昭和63年に駅舎としては初めて国の重要文化財に指定されてもいる。
駅構内には、九州の鉄道の起点を表わす0哩標がある。ここが九州の旅の始まりであり、終わりである証となる。
列車を降りた乗客は本州を目指してわれ先にと、連絡船乗場に急いだものだが、時代の波には勝てず、多い時には1日に24000人の乗降客も年々減少し、昭和39年に最後の連絡船が旅立った。それを見送る駅長の写真が、関門連絡船通路跡に掲げられている。

港の門をつかさどる駅

九州鉄道の起点を表わす0哩標

さよなら連絡船
◆ 大正ロマンの街並み
  駅の正面には観光案内所がある。案内嬢に親切なみどころ紹介を受けてから、パンフレット片手にサァーまずは、大正ロマンの街並みを楽しもう。街のあちこちには大正ロマンの時代に活躍していたとおぼしき人力車が観光客を乗せて観光案内している。
駅のすぐ前に洋風3階建てかと思える建物が目に入る。駅と道路を挟んだそこは、やはり国の重要文化財に指定された旧門司三井倶楽部である。
駅のそばに、三井物産の支店があったがその社交倶楽部として大正10年に建てられた。ノーベル賞受賞のアインシュタイン博士が宿泊したメモリアルルームや小説「放浪記」で有名な林芙美子の資料室もある。なぜなら、彼女は、ここ門司で生まれたのである。その、旧門司三井倶楽部の建物のそばから、裏側に回ると表とは雰囲気の違った和風建物が接合されているが、これこそ大正時代の特徴を示す近代化建築である。
隣には門司港駅と共に門司港の象徴的な建物といえる大陸航路の待合室であった旧大阪商船が建っている。大正6年の建築だが、外装のタイルとモルタルの鮮やかさ、アーチ窓と八角形の塔屋が大正時代らしいデザインだ。

行ってらっしゃい 気をつけて

国の重要文化財に指定された
旧門司三井倶楽部

大陸航路の待合室・旧大阪商船
◆ 関門海峡の景色と関門橋の雄大さが見るものを圧倒
  旧大阪商船から海側に30メートル移動すると潮の匂いがする。そこが関門海峡である。
ここを通る船舶は1日700隻、東京湾(浦賀水道)の通過船舶量と同じ日本有数の過密航路である。海峡の幅は最短700メートルと狭く、早鞆の潮流は鳴門海峡、来島海峡に次ぐ日本三代急潮で最速10ノットにもなる。
右手には本州と九州を結ぶ高速自動車道としての関門橋が見える。桁下から海面の高さ61メートルとでかい。その下を海峡遊覧船が波をけたてて走る姿も見ていて楽しい。
すぐ目の前にまた吾が目を奪うものが見えてきた。人が歩くはね橋としては日本で初めてといわれる「ブルーウイングもじ」の姿が周りの景色に溶け込んでいる。レトロの街・門司港の風物詩としても素晴らしい。一日6回橋が開く。今丁度橋が閉じたところでジャストタイミングだ。これを渡ってみよう。
まだ、歩き始めて幾らも経っていないが、ページの関係で今回はここまでとし、次回、続きを紹介しよう。

門司港駅へのアクセス:北九州の表玄関である小倉駅迄は山陽新幹線が便利。
小倉駅から門司港駅へは鹿児島本線で14分で到着。  *筆者:小西

波を掻きわける遊覧船

人道はね橋・ブルーウイングもじ

はね橋を歩きながら振りかえる





…お問合せはこちら
Q-shu my-concierge