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河内貯水池

河内貯水池は、北九州市八幡東区河内に、人工的なダムを建設することによって、官営八幡製鉄所の用水を安定的に確保する目的で、大正八年に計画され、八年の歳月と延べ90万人の人力を使って、遂に昭和二年に竣工した。
このダム建設を指揮したのは土木部長・沼田尚徳氏である。

貯水池周辺は自然の環境、自然と調和した石張りのダムや橋、周辺道路の数千本の桜のほか、サイクリング設備も整備され、都心に近い憩いの場として、今現在も多くの市民に親しみ利用されている。
河内貯水池の名物となっている、国の重要文化財である眼鏡橋(南河内橋)が目を楽しませてくれる。

八幡東区河内 周辺地図

◆ 河内水源地の規模
  河内水源地の主な設備は、完成当時コンクリート重力式ダムとしては、東洋一といわれた貯水量700万トン、最大水深38.5mの河内ダム、皿倉山の東から北へ麓を巻くように自然流下で送水する延長3kmの水路、管理事務所などの付帯建物、河内五橋を含む取り付け道路である。

堰堤上の貯水池

昔は噴水の出た亜字池

堰堤下から貯水池を望む
◆ 河内貯水池周囲散策
  河内貯水池周囲を1周すると、約6.5kmあるが、自然の風に吹かれながら散策するのも楽しい。
堰堤の直ぐ上の取水塔には製鉄所長官の書による掲額がある。
又、池全体を見下ろせる小高い神社敷地の一角には、沼田部長が生前の夫人を讃えた妻恋の碑などもある。
更に足を延ばすと種田山頭火の句碑も目にすることが出来る。

取水塔の掲額

妻恋の碑

水をたたえた貯水池
◆ 河内五橋や吊橋など
  堰堤の下には近代的な吊橋があり散策する者をわくわくさせてくれる。河内貯水池の周囲には石造アーチ橋三連と少し離れて一連の自然石積の橋があり、この橋を昔は眼鏡橋としていた。
更に歩を進めるとにわかに赤い橋が目に飛び込んでくる。
この橋が「南河内橋」で、現在は通称「眼鏡橋」と呼ばれる。池に美観をそえて河内の名物になっている。
尚、平成18年には国の重要文化財に指定された。         
  記事:小西(071009)

堰堤下の吊橋

昔の眼鏡橋

現代の眼鏡橋





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