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ほのぼのカルチャー
歴史に触れて心の冒険物語を


日本のアンデルセンの館
◆久留島記念館

 童話の父・久留島武彦さんを知っていますか? 江戸時代の玖珠町を統括した森藩主・久留島一族の子孫にあたり、明治7年から昭和35年までの生涯を口演童話一筋に捧げた人です。こどものいる所なら日本全国のみならず海外までも出かけ、「日本のアンデルセン」と慕われました。大正14年には、東京の帝国劇場でアンデルセン50年祭を開催し、デンマーク国王から勲章を授与されています。
そんな久留島さんの偉業を伝えているのが、「久留島記念館」です。旧森城下町の一角にある元造り酒屋の建物の館内に、久留島さんが口演童話家として全国行脚をしている時の写真や原稿、身につけていた愛用品などがぎっしり。また、久留島藩時代の近世史料なども展示。館長さんがわかりやすく説明をしてくれるので、なんでも質問してみてください。
(玖珠郡玖珠町森995-1)

■アクセス:
大分自動車道玖珠インターより約5分
■TEL:0973-72-6370
■開館時間:9:00〜17:00(月曜休館)
■入館料:大人(高校生以上)200円(町民は無料)


地元陶芸家の優しい色彩
◆玖山焼ギャラリー

 秦 玖山さんは、玖珠町出身の陶芸家。漆正芸作家・(京都)安本表雲斎、陶芸家・手塚玉堂 手塚大示氏に師事。磁器を中心に白磁、青磁、彩磁、染付を学んだ後、玖珠町で玖山窯を興しました。優しい色使い、触れているとなぜか温かい気持ちになる形。玖珠町の魅力をそのまま器にしたような魅力にあふれています。お土産に選ぶなら、ギャラリーを訪れてみてはいかが?
(玖珠郡玖珠町大隈54-7)

■アクセス:
大分自動車道玖珠インターより約5分、国道210号線玖珠町消防署近く
■TEL:0973-72-3475
■営業時間:9:00〜17:00


子どもたちの創造力をそだてる
◆わらべの館

 日本のアンデルセン・久留島武彦さんにちなみ、子どもたちの教養豊かな成長を願って建設されました。地元のボランティアグループなどが人形劇や紙芝居、音楽会、映画を催し、館内は子どもたちの元気な笑顔がはずみます。創作図書室では子ども向けの図書やお母さんが楽しめる本がいっぱい、親子でイマジネーションを広げる時間が楽しめます。館の前には広い運動場があり、思いっきり走り回ってもだいじょうぶ。正面にある久留島武彦先生の口演童話50年の歩みを記念して建てたれた「童話碑」は、町のシンボルでもあります。日曜日も開いているので、お子さま連れで立ち寄ってみては?
(玖珠郡玖珠町大字森868-2)

■アクセス:
大分自動車道玖珠インターより約7分
■TEL:09737-2-6012
■営業時間:9:00〜16:30(月曜・年末年始休館、祝祭日の場合はその翌日)
■入館料:無料


城跡の風情を残す一帯
◆末廣神社・栖鳳楼(せいほうろう)

 「わらべの館」から歩いて2分ほどの森の中に、郷社「末廣神社」があります。付近の子どもたちの遊び場でもあるけれど、よくよく見ればとっても風流な造り。境内に入っただけで物静かな心持になれるから不思議です。祭神は大山積之大神と天御中主之神。総欅造りの本殿には彩色が施されておらず、上品な雰囲気を醸し出しています。
 この神社のすぐそば、森藩主・久留島通嘉の代に建てられたといわれる2階建ての「栖鳳楼」もまた、風情ある佇まい。その昔、茶道や華道の集まりや、お殿様たちの花見やお月見、紅葉見などに使用され「紅葉の御茶屋」と呼ばれていたとか。構造も巧みで、2階の天井には断熱効果のための籾殻が20センチほど入っています。また、敷地の高低差をうまく利用して建てられており、大工さんの技と知恵に感心します。
 「栖鳳楼」は残念ながら現在、修理中ですが、城跡の静かな雰囲気が漂う末廣神社一帯は、木々に囲まれ落ち着いた気分に浸れる場所です。
(玖珠郡玖珠町森864)

■アクセス:
大分自動車道玖珠インターより約7分
■TEL:09737-2-1111(玖珠町役場)


突然、見えてくる奇岩群
◆名勝耶馬溪「立羽田(たちはだ)の景」

 玖珠町の中心部から20分ほど山道をドライブすると、突然、見えてくるのが国指定名勝「立羽田の景」。緑深い山肌に切り立った奇岩が見られる独特の風景です。山々と田園、民家が調和して、まるでテレビ番組・日本昔話を彷彿とさせ、なんとなく“ほっ”と温かい気持ちになってしまいます。
 耶馬溪は、19世紀初頭に文豪・頼山陽が、その珍しい渓谷美を賞賛して「耶馬溪図鑑記」に“耶馬溪山天下無”と書いてその名前がついたそうです。奇岩風景は、地下深部のマグマなどの火成活動が造りだしたもの。自然による偶然の産物を眺めながら思いっきり深呼吸すれば、きれいな空気が体中に満たされて明日の元気さえわいてきそう!?
 そばには地元農家の婦人たちが開く、新鮮な農産物や手作り食品が並ぶ市も。おいしそうな野菜や味噌などついつい買いすぎてしまうので気をつけて。

■アクセス:
JR久大本線豊後森駅から車で約20分






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