維新の立役者たちは、みんな狭い区域内で生まれ育っています。それは現在の鹿児島市の加治屋町(かじやちょう)というところ。
この欄のタイトルに「生家」とつけましたが、その建物が残っているところはほとんどありません。が、しかし、加治屋町を是非ふらふらと散策してみてください。「○○○○生家」などの碑に、しょっちゅう出遭います。碑だけが歴史を語っているのです。そしてふと仰ぐと青空と桜島・・・。時の移ろいと燃えたぎる情熱、それが鹿児島なのです。
散策の途中、加治屋町にある「維新ふるさと館」へもお立ち寄りください。何がすごいって、地下1階の「維新体感ホール」がすごいんですから。西郷隆盛や大久保利通のロボットが登場して、維新政府のありかたの議論をするんです。その動きたるや東京ディズニーランドのカントリーベアシアターも顔負け!(ほんとか?)
興味深いのは、そのホールの中心になっているのが西郷隆盛であるということ。鹿児島で維新の英雄といえば西郷隆盛ただ一人。大久保利通が鹿児島の人だったなんて、大学に入って名著『竜馬がゆく』を読むまで私は知りませんでした。西郷と袂を別った(決別した)大久保は、そのことだけが理由で県内では評価されていないようです。
試しに、歴史博物館「黎明館」へも足を運んでくださいませ。その常設展示の明治維新の英雄たちの中には、大久保利通は申し訳程度にしか出てきません。立場による歴史認識の差って、こんな狭い地域にもあるものなのですね。
●維新ふるさと館
■休館日:年中無休
■開館時間:9時〜5時
■入場料:300円也
■電話:099−239−7700
●黎明館
■休館日:月曜
■開館時間:9時〜5時
■入場料:300円也
■電話:099−222−5100
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