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八女市の歴史・文化・自然

 八女市は福岡県の南部に位置し、現在人口4万人弱、母なる矢部川の恵みに育まれ、自然豊かな農業と伝統工芸の都市として発展してきました。特にブランドである八女茶は多くの人々にその味と香りで親しまれ、「八女」の名を全国に広めています。
 また、仏壇・提灯・和紙・石灯籠に代表される伝統工芸の数々は、八女市の大きな財産と言えましょう。

◆ 八女市の歴史1
岩戸山古墳 「この地方に女神あり。名を八女津媛といい、常に山中にある。」日本書紀に記される一節ですが、これが八女の地名の由来と言われています。
 地形的に気候・水に恵まれたことで弥生時代から集落が存在し、灌漑によって早くから水田開発も進み、また、古代の条里制の痕跡も見られます。
 市北部には多くの古墳が残っており、八女古墳群を形成しています。特に6世紀のはじめ、筑紫の豪族・磐井が築いたと言われる岩戸山古墳は九州でも最大級の前方後円墳であり、石人・石馬など学術的にとても重要な品も無数に出土しています。
◆ 八女市の歴史2
古い町家がたくさん  16世紀末、郡領主筑紫広門は八女福島の地に福島城を築城しました。現在の八女公園が本丸跡となります。城自体は、一国一城制により約30年ほどで廃絶されますが、町人地はそのまま残り、形成された城下町はその後商人と職人の町として栄え、現在の「八女福島の町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)を作っていくわけです。町並み内には、江戸後期から昭和初期までの伝統的な建築物が今もなおたくさん残っており、多くの人々が訪れる観光スポットとなっています。
◆ 八女市の文化1
たくさんの観客で賑わいます  江戸時代より続く伝統行事に「八女福島の燈籠人形」があります。これは、伝統工芸の技を結集した舞台の上で、囃子にあわせてからくり人形が見事に舞うというお祭りで、国指定の重要無形民俗文化財となっています。福島八幡宮で毎年秋分の日前後3日間開催され、250年以上の歴史をほこっています。
文楽の人形浄瑠璃の技術を取り入れ現在の形になったと言われていますが、人形操作の方法のひとつ「横づかい」は八女独自の手法で、全国でも珍しいものとなっています。
◆ 八女市の文化2
八女市の名誉市民・坂本繁二郎 八女公園には穏やかな表情の銅像があります。坂本繁二郎。彼は日本を代表する西洋画壇の巨匠です。
 坂本繁二郎は明治15年に久留米市で生まれ、フランス渡航の後、ここ八女市にアトリエをつくり、87歳で生涯を閉じるまでの38年間を八女で過ごされ、すばらしい作品の数々を残されました。彼は八女の自然と風土を気に入り、「ここはバルビゾン(フランスの地名)だ」と感激したといいます。
 毎年文化の日には画伯の功績をしのび、銅像前で「帰居祭」を開催、献茶や句会などが盛大に行われます
◆ 八女市の自然
矢部川沿いを散歩  八女市は南に飛形山を望み、東に御前・釈迦の峰を仰ぎます。弥生の昔から豊かな暮らしがあった丘陵地や平野には矢部川、星野川、山の井川、花宗川など清らかな流れが横たわります。風が季節を運び、手を伸ばせばすぐにでも草花や清流に触れることができそうです。
 自然豊かな四季変化は八女の大きな魅力のひとつです。春は桜や菜の花が明るく可憐に咲き、夏は真っ青な矢部川が清らかな流れを魅せ、秋は櫨並木や紅葉が真っ赤に色づき、冬には岩戸山の石人・石馬たちは雪景色のなか白い綿帽子をかぶる。
 私たちはこれからもこのすばらしい自然を守り育んでいきたいと願っています。





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