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町並みの見どころ その1:鏝絵のお話

 先日、町を歩いていて、かわいい再発見をしました。鏝絵(こてえ)です。その中でも目出度い絵柄の小さな作品ばかり。

◆ 鏝絵(こてえ)とは
   漆喰彫刻・左官絵・蔵飾りとも呼ばれ、家や土蔵を建てる施主の縁起(悪魔払い・火事除け・家内安全・子孫繁栄等)幸せと温もりを願う庶民の素朴な望みを託すもの。江戸時代から明治時代にかけて描かれた匠の技、左官職人の心意気を今に伝えている。
 ちなみに、大分県安心院町には大小併せて二百点近くの鏝絵が残っている。
 絵柄は‥‥七福神・龍・虎・鶴・亀・家紋・波・鯛抱き恵比寿・大黒様と米俵・魔を睨む鷲・悪魔払いの三番叟・一富士二鷹三茄子・扇の上の白兎・末広がりの松と扇など。

袖下屋の棟に“鶴・亀”。
その下部に今にも走り出しそうな
小さな“ねずみ”と“富士の山”

“扇”は末広がりということですね。“ねずみ”もいました。

町家の妻入りの初夢
“一富士 二鷹 三茄子”
 

 八女の町家で見る鏝絵は大型のデザインは少なく、ここに住む人々の人柄の表れかも知れませんね。
 それらの作品を見ていると、左官さんの鏝から生み出される思いや、温もりが伝わってくるんです。左官さんが、鼻歌まじりに鏝を屈指していられる姿が目に見えるようです。

破風(はふ)に
“波”が描かれています

家紋がすっきりと

◆ いろんな絵柄であふれています
 
 皆さんの町にも、目線を変えてみると、楽しいものや懐かしいものが、たくさん飛び込んでくるのではないでしょうか。
 暑い暑いを連発して家の中で愚痴っているより、よっぽど暑気払いになりますよ。

裏庭から見上げる“宝船”

商家の屋根には、恵比寿・大黒の笑顔が数多く見られます

色つきですね





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