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「野点は、自分で作った焼きたてのお茶碗で、お茶を楽しめる移動式カフェ/旅まわりのお茶会です。」
と語るのは、「野点」作家のきむらとしろうじんじん(67年生まれ、京都市在住)。
エイズに関するNGO経験をもつ陶芸家のきむらは、創作や鑑賞の現場を、多くの人が時間や体験を共有できる交流の機会ととらえ、95年から全国各地の屋外で「野点」を展開しています。
今回九州初上陸のきむらは、楽焼きの窯やお茶道具を乗せたリヤカー「焼立器飲茶美味窯付移動車」(注:作家いわく読み方は御自由に)を引いて、公園や小学校や花屋さんの店先など私たちの「日常」に突如現れ、店開きします。ふらりと気軽に立ち寄ることができる「野点」の現場では、絵付けに挑戦して自分だけの楽焼き茶碗をつくったり、茶碗が焼きあがるまでの間お茶や会話を楽しむなかから、予想外の事件やさまざまなコミュニケーションが次々と「誘発」されていきます。
きむら自身もお客さんの「何か」を誘発する魅力的な存在として、最高にドレスアップした格好で、すごく地道な窯焚きを颯爽とこなします。窯焚きの合間に点てるお抹茶には、もちろんお菓子だけでなく楽しい会話も添えて。
「もてなし」展の作家とスタッフ一同、準備万端でみなさんのお越しを首を長くしてお待ちしています。
(福岡県立美術館:川浪千鶴)
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