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街の中の俳諧空間へ

松山市内の巡回観光バス「マドンナ号」のルートに庚申庵が入っていますが、皆さんご存知ですか。従来の観光コースでは、少し場所的に離れているため、あまり馴染みのないこの街の中の俳諧空間・庚申庵をご案内しましょう。

■ 庚申庵
もうすぐ藤の花が・・・庚申庵 庚申庵は江戸時代(天明〜寛政年間)の俳人栗田樗堂が建てた草庵で、伊予の俳諧の拠点となったところです。酒造りの家に生まれた樗堂は、のち松山藩の大年寄りとして町政にも力を尽くしましたが、俳諧復興運動を行い全国に名の知られた俳人でした。五十二歳の折に、松山城の西、味酒郷にこの草庵をつくり、名利を捨てて市中の隠の境地を楽しんだといいます。
 三年前、松山市は傷みが激しく、倒壊のおそれののあったこの建物を修復し、入園無料(水曜休館)で一般に公開しています。南に面して素晴らしい庭園があり、樹齢二百年の藤の老大樹が有名で花の見ごろは四月下旬です。小林一茶も訪れたというこの街の中の俳諧空間、一度味わってみませんか。
交通はマドンナバス利用か、伊予鉄市内環状線「古町」下車で徒歩五分の距離です。

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