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道後温泉は古来より大正三年まで自噴していた。自噴箇所は2箇所で旧神の湯「一の湯」湯釜直下(現在の神の湯 東側浴槽)と養生湯直下(現在の神の湯の女湯中央あたり)にあった。つまり自噴口の真上に浴槽があり、その浴槽に円筒形の湯釜(道後公園に展示)を通して、温泉を注ぎ、浴槽に溜め、そこに入浴するという原始的温泉であった。しかしながら、増湯目的で大正3年になって機会式ポンプを入れ、強制的に汲上げるようになった。湯は貯湯槽に一時的に溜められ、それから浴槽に配湯されるようになった。この道後温泉の歴史ある2箇所の源泉は戦後枯渇し、現在は使われていない。道後温泉では湯量確保のため昭和15年ころより温泉開発が進められ、昭和30年代には旅館の内湯整備のためより本格的に温泉開発がおこなわれた。現在まで道後温泉は27本(28号泉)の井戸を開発し、内17本が使用可能で常時使用されているのは内12〜13本である。日量2600d程度のくみ上げが可能だが、枯渇を招かないように最大2,060tに制限され、それぞれ決められた分湯場(4箇所)に集められ43度に温度調整(高温泉と低温泉を混ぜて調整し、加温は一切していない)され担当施設に配湯されている。
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